社是

 人のために
 

2024年 スローガン


一隅を照らす

~自身の役割を全うし、他に光を放つ存在となれ~

  2023年の終わりに整った「いい形」は、会社の誰もが納得できる形であったのだろうか。そもそも整ったとは思えないし、多くの人が「否」と首を横に振るであろうと思う。
 新しい仲間が増え、意気揚々と新しい形作りに進んだものの、悩ましい問題を抱えながらの一年で、意気消沈することが多々あったように感じる。そんな時に、ひとつひとつのトラブルに対して最善な解決策を見つけることができたのか。何よりもその解決に向かって全精力を注ぐことができたのかと考えると、またそれも「否」で、それでは「いい形」など出来るはずもないと、今になって深く反省している。
 「役割を識る」をスローガンに掲げた一年で、皆の役割に対する意識は変わったと信じている。しかしながら、どうやらそれでは足らないようだ。識った役割を全うしたか、一所懸命になれたかが重要で、それについては不十分であったと感じざるを得ない。
 天台宗の開祖・最澄(さいちょう)さまの「山家学生式(さんげがくしょうしき)の冒頭に「一隅を照らす」という言葉がある。その意味とは、自分の仕事を自己に与えられた天命と心得て打ち込む。自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、成し得ることで自身が明るく光り輝く。そうすればその光は周囲を照らし、そこにいる人の心を打ち、響いていく。お互いに良い影響を与え合うことで、やがて光は明るさを増しながら全体を明るく照らす。ということである。つまり、役割を識るだけでは足らず、その使命を自覚し一所懸命に全うすることにより自分がまず光り輝く。その光で、一緒に働く仲間や仕事に関わる周りの人を照らし続ける。そして会社の全ての人が一緒に光り輝くことで周囲を明るく照らし、会社を、地域を、社会をも明るく変えていく。ということである。
 一年を通じて、皆が仲間意識を強く持ち、誰一人取り残すことなくお互いに助け合い、それぞれが強くて綺麗でまぶしいくらいの光を身にまとって「斫木村の光玉」を作りたい。
そして、その光で他を照らすことが出来る「なくてはならぬ存在」になりたい。
 今年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」。春の日差しが、あまねく成長を助く年で、自身の足元をしっかりと見て、踏みしめることで花開くということだ。昨年に続き縁起が良いこの年に、龍のごとく上を、さらに上を目指していきたい。


代表取締役会長 兼 社長

木 村 順 一



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